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「甘い塩・美味しい塩」と評判をいただいており、粉砕して粒を揃えただけなのに、にがり分をバランス良く含んでいて、お料理を引き立てます。一般に美味しいと言われる自然塩は1.4から、1.6％程度のにがり分を含んでいます。にがり分は、多すぎると嫌味の残る塩となり、少なすぎると塩辛いだけです。
店頭で販売している自然塩のほとんどは塩水から水分を蒸発させて塩分を取り出し調整します。NaClが97％の場合、1.6％程度は水分で、にがり分は1.4％です。ところがこの岩塩（ロックソルト)は、NaClは98.5％で、水分は0.02％ですから、天然の状態で約1.5％のにがり分となっており、一切の加工をしていないのに、非常にミネラルのバランスが良く、これが美味しいと言われる理由です。自然が作った天然の美味しい塩です。

3畳紀、地殻変動により海は閉じ込められ、塩の結晶になった
ドイツの地下に横たわる岩塩層は、今から2億3千万年前に形成されたと考えられ、岩塩の層が三層になっていることから、この時代を「三畳紀」と呼びます。時殻変動によって、隔離された海が厳しい自然の日射などで、海水が蒸発、流入と三度にわたって干しあがり、土砂の堆積などで地中深く閉じ込められたのです。世界で発掘される岩塩のほとんどは、塩分が70％程度で、泥や金属などの不純物を多く含んでいて、そのままでは食用に適しません。食用にするためには、地下層に水を注入し、濃い塩水として取り出し、蒸発・乾燥して作られます。
ところが、この塩は、世界的にも非常に稀な、透明な岩塩です。岩塩層を粉砕して、篩分けしただけの製品で、再製など、一切の加工をしていません。これは、地中深くにある岩塩層が高い圧力を受け、温度が200度以上になるとプラスティックのように融け、比重の違いにより異物を分離します。ですから、この岩塩は透明に輝いていて、きれいで天然の状態を召し上がっていただくことができるのです。